賃貸の家に住みたい人がどういう第一印象を持つかという意味で物件のそのものの魅力が重要だと言うのは容易に分かると思います。ただ物件自体は、家賃によって物件のレベルが変わるので同じような物件の中での勝負になるとすれば、無理な家賃設定にしなければ借り手は現れるということになります。言ってみれば、周りよりも少し安い家賃にすればそれだけでアドバンテージを作れるわけです。
ハワイで10年間、賃貸物件を持った経験からすると、大切なことは2つあります。それは、テナントスクリーニングと物件管理です。テナントスクリーニングは、借り手の審査です。最も重要なのは、クレジットヒストリーで家賃の滞納やクレジットカードの支払い遅延など起こしている人は、同じことを繰り返す可能性があって避けなければなりません。アメリカには、クレジットカードの支払履歴などに基づいて、個々人の信用度がスコアとして残されています。そういう確認を含めて、しっかりとした基準を設ける必要があります。
しっかりした信用のあるテナントが決まれば一安心で、そこからはテナントさんに気持ちよく借りてもらって、できる限り長く借りてもらった方が好都合です。テナントが代われば、その間家賃収入がなくなります。次に良いテナントが決まるまで気を遣って過ごすのは精神衛生上よろしくありません。賃貸の間に気持ちよく住める状況を作るためには、物件管理が重要です。水漏れがあるとか、冷暖房がうまく効かないとか、ドアがちゃんと閉まらないとか、私たちが家にいれば起きる問題が海の向こうの所有物件で起きるのです。その時、問題をいち早く解決できれば、テナントさんはハッピーで私も安心です。
最初に重要なことが2つあると書きましたが、投資家である物件所有者は、テナントスクリーニングも問題の対応も行いません。現地の管理会社が行ってくれます。なので、最も重要なことは、この2つのことをしっかりとやってくれる管理会社を見つけることです。それができなければ、遠く離れた場所で賃貸経営を行うのは不可能です。納得できる会社が見つかったからこそ、メンフィスで不動産を購入することを決めたとも言えます。そのあたりのことはまた別の機会にご紹介したいと思います。
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